ACDT

  • データ: 2025年2月
  • タイプ: プライベートクライアント
  • 面積: 160 m²
  • 所在地: イタリア、トリノ.

この設計プロジェクトは、既存の2つの住宅ユニットを1つのアパートに統合し、空間を再定義し、住居全体に一貫したアイデンティティを与えることを目的としていました。本プロジェクトの主要なコンセプトは、空間全体を横断する対角線のカットであり、これが空間の配置と認識を決定しました。

n. 1- 本棚
n.2 -ダイニング

最も重要な要素の一つは、固定キャビネットシステムによって強調された廊下沿いの視覚的なコーンの作成です。この建築要素は、収納スペースを提供するだけでなく、バルコニーを通じて見えるトリノの丘へと視線を誘導し、内外の視覚的な対話を生み出します。

n. 3 – 平面図

すべての家具は、このアパートの独自のアイデンティティに対応するためにカスタムデザインされました。特に、本棚は、細い金属ワイヤーで吊るされたガラス棚で構成され、軽やかな印象を与え、本が宙に浮いているかのような視覚効果を生み出しています。

n. 4 -照明
n. 5 – 寝室

もう一つの重要な要素は、多機能ワードローブです。これは、エアコンシステムを統合した間仕切りの役割を果たしています。この要素は単なる空間の区切りではなく、リビングエリアの構造としての機能も果たします。ドアの取っ手は、埋め込まれた球体の形状をしており、スチールのプロファイルに囲まれています。これは、液体の表面に広がる水滴の動きを想起させるデザインとなっています。

n. 6 – 斜め収納

最後に、完全にドライ構造で作られた家具は、蝶番を使用せず、組み合わせ式のジョイントとスライド式のドアが特徴で、リビングルームへと続く通路に沿って配置されています。この要素は完全に分解可能で再構成できるほか、玄関のトレイと統合されており、取っ手と同じ素材のディテールを取り入れながらも、形状に違いを持たせることでプロジェクトのスタイルの多様性を強調しています。.

n. 7 – ドアとハンドル

要約すると、このプロジェクトは単に2つのユニットを統合しただけではなく、一貫した建築言語を通じて空間を再定義し、空間の流動性を高め、内外の関係を強調しました。

n. 8 – 玄関収納
n. 9 – 廊下
n. 10 – 洗面
n.11 -アクソノメトリック